紫陽花革命

そして本当に、歴史的な夜となった

誰が名付けたか分からない

“紫陽花革命”

6月に咲く花、紫陽花。小さな花がたくさん集まってひとつの大きな花になり、咲く場所によってさまざまな色どりになる。老若男女、立場の異なる人々が結束する、この官邸前に集まる人たちにぴったりだ。          <星野王子さま(twitter)の言葉より>

当日、twitter上でこのネーミングが駆け巡った時、ただならぬ予感がした。

しかし道のりは甘くない

16時半に、自分を含めたった2名のスタッフで官邸前に着いた時には、脱原発に反対する右翼(?)十数人が場所を占拠し、一触即発の状態だった。

右翼と、新右翼が抗争、遠くに追いやられた脱原発市民がシュプレヒコールで応戦。まさに現場はカオス状態だった。
せっかく、先週よりもたくさんの人手が見込める、(晴れがましいといっては語弊があるが)門出となるべき日なのに、本当に無事進行できるのだろうか?一時不穏な空気も流れたが、脱原発市民の方が一歩上手だったようだ。子供には聞かせたくないような口汚いアジテーションに対し、「笑点」の音楽を流して対抗した。緊張した現場に、一瞬笑みがこぼれる。

よし、これで行ける

そして、どんどん援軍がかけつけた
福島みずほ議員、谷岡郁子議員、川田龍平議員、志井和夫議員、山本太郎さん、千葉麗子さん…党派や立場など乗り越え、スピーチには大拍手が起こった。そして広瀬隆氏!

自分は一応メディアの立場だから、普通はそんなことしないのであろうが、どうしても身体が反応せずにはいられなかった。スピーチを終えて後ろに下がった広瀬さんに、どうしてもこれだけは伝えたかった。「ありがとうございます!」
壊れてしまいそうなぐらい、小さく細い印象だったのに、握手した手は意外なぐらい肉厚でたくましく、しっかり私の目を見て、「頼むぞ!」と言った感じで小刻みに揺らしてくれた。自分にとっては、生涯の宝だ。



心配は無用だった。もう数え切れないぐらい官邸前には来ているが、今まで見た事も無い、人のうねりだった。六本木通りをぐるっと回って、コの字を描いていた。総理官邸の横はデモ禁止となっているが、許されるのなら余裕で取り囲める数だった。公式発表は4万5千人!IWJの中継視聴者もピークで1万人超え!



先週、だんまりを決め込んだマスコミも、この日ばかりはそれなりに報道したようだ。テレ朝「報道ステーション」は丁寧な内容。フジ、TBSは「仕方なく…」と言った感じ。一万一千人?それは無い…。NHKにいたっては、全く触れず。って言うより、現場に来てもいないだろ。


テレ朝が報道したのは大きな一歩とは言えるが、動かしたのは紛れも無く一般の市民だということを私はよく知っている。それも、ほんの数十人の人たちが、先週報道してくれなかった不満を電話、Fax、メール…で伝えたからだ。大きな組織の中で色々揺れ動いている彼らを、後押しし、勇気づけることができるのも、私たち一人一人でしかない。

この日、たくさんの友人たちと、再会することができた

目を見ただけで、全てが通じ合っているような気がした

まだまだたくさんの、ごぶさたな友達がいる

できればこの場所で、再び出会いたい

紫陽花革命” への14件のコメント

  1. ありがとうございます。こちらこそよろしくお願いします!

  2. 廣町 公則さんがシェアしていたのでこちらのブログ知りました。
    阿部さんの思いが伝わってくる内容ですね。
    小生長野ですのでデモに参加できなくて残念です。でも、こちらにも皆さんの思いを伝えていければと思っています。
    また、寄らせてもらいます。

  3. >kiyoshiさん コメントありがとうございます。そうですか、廣町さんでつながれるとはとても嬉しいです。彼は天使ですよね 笑。
    遠方だとなかなか参加できないですよね。極力伝えられるように、そしていつか実体験できる日までこの火を絶やさないように(笑)、頑張っていきます。
    P.S. よろしかったらfacebookでもお声おかけ下さい

  4. 掲載されている写真のいくつかを私のブログにてシェアしたいのですが、よろしいでしょうか。お願いします。

  5. nozomi hayaseさん どうぞどうぞ!(リンクとっか貼ってもらえるとうれしいです)

  6. ピンバック: From Tunisia to Tokyo, We Are the Winds of Change « JOURNALING BETWEEN WORLDS

  7. ワーイ!!なんだか嬉しいです^^ありがとうございます!こちらも広めさせて頂きます。

  8. ピンバック: Fukushima to #Ajisai Revolution; The Mosaic of Recollection « JOURNALING BETWEEN WORLDS

  9. 阿部さんの紫陽花革命に対しての、様々な洞察を私の小論に引用させて頂きました。いつも現地からの丁寧なレポートどうも有り難う御座います。私は、海外にいるので、阿部さんのブログがとても良い情報源になっています。これからも楽しみに、阿部さんのブログ読まさせて頂きます。

    フェイスブック上の友人が、記事の一部を紹介用に日本語に訳してくれました。

    「私たちは地域をめぐる境界線を超えてつながっている。誰かが気づき目覚めたことを互いに思い起こさせあうことができるのだ。公にされていなかったことが 白日の下に晒されれば、立ち位置を正して、現実に基づいて物事を捉えることができる。私たちは、今まさに起こっている歴史に関わり合える。科学や技術では なく、一人ひとりの立ち位置での関わり合いこそが、世界を動かしていく力になっていくのだ。紫陽花革命は、私たちが内に秘めた力と自然とのつながりとによって呼び起こされたひとつのモザイク。退廃した権力に対する闘争はすべて忘却に対する記憶の闘争であり、福島の事故を機に、私たちは想い起こすことを始めたばかりなのだ。」

    http://nozomimagine.com/2012/07/18/fukushima-to-ajisai-revolution-the-mosaic-of-recollection/

  10. >nozomiさん
    ありがとうございます!
    紫陽花革命はひとりひとりの心の中に起こった革命。「まだ成果が出ていないのに革命といえるのか?」という批判もあります。しかし特に日本人にとって「自分ひとりでも世界を動かす大きな力がある」と気付いた人が増えたのは、やはり革命的なことだと思います。
    嬉しいニュースがあります!ブログでも紹介した平野君が一時、周囲の心ないバッシンングからか?、主催から退いていたのですが、本日復帰宣言をしました。伝説はまた再び動き始めるはずです!

  11. ピンバック: Fukushima to #Ajisai Revolution; The Mosaic of Recollection by Nozomi Hayase | WHISTLE newsroom