『Happy Rain Happy Chain』とうとうCD化!

YURI&Abereiのジョイントライブから企画されたCD『Happy Rain Happy Chain』が、いよいよ6/15に発売となることが決まりました!

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(収録曲)
1. Happy Rain Happy Chain
2. シャララララ
3. 別々の地図
4. 星が見えたら
[Bonus track] 夏がはじまる
Aberei ( Vocal, Guitar, Bass)
YURI ( Vocal, Kazoo, Ocean drum)

(詳細、ご予約はこちらから)
https://happychain.stores.jp/items/573860b69821cc47b40074e7
(サウンドクラウド試聴)※これから、増えていきます
https://soundcloud.com/happychain/yuriaberei-hrhc

★6/11(土)東京・中野Hamletsでのライブ【絵空事Vol.2】では、会場で先行発売致します!

★5/28(土)東京・福生cesでのライブでは、まだCDは出来ていませんが、会場で予約購入された方は”送料が無料”に!(6/15のお届けとなります)

(ライブのご予約は)
Aberei official website (http://aberei.hachi8.com
YURI official website( http://yuri.hachi8.com

12年前の自分に

ふと、昔書いていたコラム(当時はブログという言葉もよく知らなくて、コラムと呼んでいた)を思い出したので、読んでみた。
12年前…当時36歳の自分。今と同じ、桜の季節…
これだけ時間を経ると、自分で書いていながら「あんた、誰?」状態(笑)

12年前の自分に言ってやりたい

「心配すんな、お前。12年後は、楽しく桜見てるぞ!しかも自由に音楽やって、毎日楽しく過ごしてるぞ!」

「お前はな…けど日本はどうだろう…お前が心配してたように、なってるような感じは…否めない…」

「なあ、お前…教えてくれ。俺はこのままで、いいのかな?…」

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2004年4月1日(木)『桜』

昔、桜の季節にうきうきしていたとき、「自分は桜が嫌い」という人に会ったことがある。その時はその感覚が全くもって理解できなかったが、今の私がそうだ。正確には嫌いなわけではない。毎年見ないと気が済まないし、元来、年中行事は好きな方だ。ただ、見るのが怖くて、少し勇気がいるようになったのだ。

今年もなかなか行く機会も勇気も無いまま、さすがにもう散ってしまいそうなので、ひとりで代々木公園に行ってきた。平日ともあって人は少ないかな、と思ったけどそんなこともなかった。普通に酒盛りしてる人、カップルで寝転んでる人、民族楽器を叩く人、大勢で記念写真を撮ってる大学のサークルらしきグループ、仲良しそうな年配女性3人組…いつもの光景だ。あまりに幸せすぎて、世界が抱えた問題など全て忘れてしまいそうになる。ふと、枝についた桜の花に目をやってみる…やはりだめだ… 言葉では整理のつかない色々なものが一気に駆け巡って、溢れるものをこらえるのが精一杯… 敢えて説明すれば、「あのときはああいう気持ちで見上げてたっけなぁ」とかそういうことだと思うんだけど、それが年をとるごとに数が増えてくんだからたまらない。そして自分の場合、桜花(おうか)の特攻隊員(今でいえば自爆兵士よ)はどんな気持ちで見上げたんだろうなぁ?とか、世界中の人はどんな気持ちで見上げてるんだろうなぁ?とか時代も場所もあっちこち飛び回るのでもう収集がつかない…。

そんなわけで、なるべく花びらを見ないように歩いていたが、これでは何しに花見に来たのか分からない。斜陽を受けて色や姿を変える噴水でリフレッシュしながら、もう一度集まってる人達の表情を観察する。みんないい笑顔をしている。不思議なものだ。ここは代々木だから若者や外国人が多いが、これが上野公園ともなれば、普段なら絶対に縁のないようなオッチャンとかも楽しく盛り上がってるはず。これだけ大勢の違う人種が、ひとつのものに興じている。こればっかりはどんなアートもかなわない。

彼らの優しい笑顔が、ずっと続いてくれればいいなと思う。日本は、こんなにも幸せな光景を手に入れるのに、いったいどれぐらいかかったんだろう?これからもずっと続いて欲しい。一方で、この幸せを日本人だけがひとり占めにしてていいのかな?とも思う。この幸せを拡げて行こうとすればそれはずっと続いていくし、「このままでいいや」と思ったら、続いていかない気がしてしまうのです。

 

絵空事 vol.1

 4/3は東京・中野Hamletsで定期ライブ、「YURI & Aberei Joint Live」でしたが、今回からリニューアルして、ライブタイトル『絵空事』としてリスタートしました。

 YURIさんが「何を読むか事前に知らせずに」自作に詩を読み、そこからインスピレーションして、Abereiが即興でギターインストを演奏する、というコーナーが新設。「何が起きるか分からないドキドキ感」というのは、演奏する側としてはとても刺激になります。

<セットリスト>

絵空事
(詩2編〜ギター即興2曲)
そらいろの物語
lullaby
夢へ続くもの(YURI新曲)
the world is waiting for the sunrise(cover.Les Paul & Mary Ford)
Country Road(cover.hon Denver)
(休憩)
サイクリングロード
3月のマーチ
海岸線走る(aberei新曲)
影がふたつ
Emのブルース(ギターインスト)
シャララララ
<カズー抽選会>
思い出がいっぱい(リクエスト cover.H2O)
花びらにのせて
君の風
さよならが言えない
(休憩)
Happiness is Growing
夏のように

(アンコール)
夏がはじまる(YURI新曲)

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★こちらから動画も観れます

 ずいぶんと曲数やったような…リハーサルの段階から、「今回はライブというより、コンサートだよね」と話してましたが、本当にそんな感じでした。即興の「絵空事」より、それ以降の曲の方がハプニング満載で、むしろドキドキしました(笑)

 初めていらしたお客さんは、おそらく私たちの曲を1曲も知らないと思うのですが、そういう方々も、毎回足を運んで下さる方々も、皆さんが楽しめるようにと、企画や選曲をしました。どうやら喜んで頂けたようで、終わった後も通常営業に戻ったBar Hamletsに残ってお酒や会話を楽しんでいた方が多かったのが、こちらも嬉しかったです。

 今回、受付とホールを担当してくれたダンディ君は、かつて代々木八幡で企画ライブをサポートしてくれてた仲間。イケメンバーテンの今福君も、その頃からのお付き合い。3.11を境に、私自身が音楽から離れてしまっていたのですが、「もう一度、あういうのやりたいですね」の一言から始まった定期ライブ。場所もお客さまも当時とは全く違いますが、笑顔と弾んだ会話に囲まれて「やっと戻ってこれたかな」と実感しています。

これからが、また楽しみです♪

次回は、6/11(土曜)18:00〜と決定!

ご予約はオフィシャルサイトから

シーパルピア女川に行って来ました。

 新年明けましておめでとうございます。
 新しくなったブログではもっぱら音楽のことだけを書いて行こうと思ったのですが、3回目にしてもう…これはもう性(さが)ですな。

 今年は東日本大震災から5年目の春を迎えるということもあり、今まで行ったことのない地域を訪れてみたくなりました。宮城育ちの私でも、住んでいたのは高校までなので、知らない場所がたくさんあるのです。
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 車を降りて、まず一枚。まだ私も、何がどうなってるのか分っていません。どうやらあの高台の建物は残ったのかな?…ということぐらいです。上に登ってみましょう。
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 あまりのスケールの大きさに、パノラマ写真もかなり強引ですが、左と右の柵が、ひとつの直線になっているとお考え下さい。もとの街並がどうだったか?は、こちらをご参照下さい→みやぎの思い出写真集

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 かなりの高さです。15〜20メートルぐらいでしょうか?ここまで来ればもう安全、と思うでしょう。ところがなんとなんと、この建物(女川町立病院)の駐車場を乗り越えて、津波はやってきたようです。
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 絶句です。。震災の3週間後に若林地区を訪れているので、津波の力は知っているつもりでしたが、そことは地形も全然違いますが…想像を遥かに超えていました。「街が丸ごとなくなった」とは、何度も聞いた言葉ではありますが、実際に目の前にして見ると…それはもうSFのような世界。

 一口に「復興」といっても、単に元通りの状態にするのとは、おそらく事情が違うでしょう。切羽詰まったことにも対応しながら、同時に何十年先、何百年先も見据えて、津波に耐えうる、どういう街づくりにするのか?これまでも喧喧諤諤(けんけんがくがく)と様々な議論があったのだろうということは、想像に難くありません。

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 昨年の3/21に再建されたという、女川駅。温泉施設も同居してるようです。その向かいには、何やら小奇麗な商業施設があります。どうせなら、ここで食事をしていこう。何の予備知識もなく来てしまいましたが、これが、昨年末の12/23にOPENしたばかりの「シーパルピア女川」でした。
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第一印象、何?このお洒落空間!テンション上がります♪


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感心したのが、ショップを見て歩く通路がご覧のようなガラス張りで、真冬でも全然寒くない!ポッカポカのお日様の光と熱で、とっても快適です。しかも、そこで飲食もできます。

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香りに誘われ、思わず入りたくなるお洒落な珈琲屋さんや、なんと段ボールでランボルギーニを再現した「ダンボルギーニ」もあります。(何かの写真で見たけど、ここにあったのか!)

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お正月で閉まってたけど、なんと楽器の工房もある!女川に生えているミズナラという木を使用して製作されている、とのこと。

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お腹が空いてるんだった。さあ、ごはんごはん。活気ある店内。え?三陸産わかめうどん500円!?それそれ。

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待ち時間に眺める

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ふむふむ…それは、ぜひご賞味せな。

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ご飯の前にお菓子食べると怒られたもんだけど、大人になれば大丈夫。っていうか、何これ?ウマっっっ!とまりません(笑)

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キタっ!
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見て!この輝き!
いや〜、何十年と生きて来たけど(笑)、今まで食べたワカメの中で一番美味い。。色んな思いがつまってるもの。ポン酢との相性がまた格別。

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気分が良くなって、思わず爆買いです。(更に二袋買っていますが、それはもう食べたので無い…)


全国の皆様、お求めはこちらです→ 障害者就労支援施設 きらら女川


 決してまわし者ではありませんが(笑)、本当に美味いから!味は、一般的な”かりんとう”というイメージよりも、バターを使っていない上品なクッキーに近い?(あくまで個人的な感想です)


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満足して駐車場に向かうと、先ほどの建物に横断幕がかかっているのに気づいた。何だろう?

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 女川は流されたのではない。新しい女川に生まれ変わるんだ

 思わず目頭が熱くなる。。確かに、一から自分たちの街を創っていこうという、クリエイティブな精神に溢れていた。このような感覚は、なかなか首都圏では味わうことができないかもしれない。

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 次の目的地に向かおうとすると、漁港の向こうに東北電力女川原子力発電所が見える、と教えられた。そういえば…すっかり忘れていた。。送電線の鉄塔のように見えるものが、原発の排気塔らしい。

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 女川は生まれ変わろうとしている。さて、私たちはどうだろう?









アナログ・ドライ・スルーって何?

 新ブログでは、アーティストAbeReiとしての内容と、音楽教室の内容を統一し、もっぱら音楽にまつわる「なるほどな」知識について語って行きたいと思います。

 音楽や機材について、基礎的なことを解説してくれてるサイトはたくさんあるので、ここでは、一般的にあまり触れられていないこと…多少専門的になってしまうこともありますが、極力分かりやすく解説してみたいと思います。

 第1回目はアナログ・ドライ・スルーって何?いきなり専門的ですが(笑)、ギターのエフェクターの話です。とはいえ、アナログとデジタルって何が違うの?という話もします。

単体のコンパクトエフェクターに比べて、マルチエフェクターはつないだだけで音が変わってしまう」という経験をしたことがある人は少なくないと思います。ざっくり言えば、A/Dコンバーター(アナログからデジタルへ変換する回路)の仕業でしょう。

 ご存知のように、デジタルは音や画像の分野で様々な処理を可能にし、大変便利ですが、「元の音に忠実か?」という点だけに絞ると、特に楽器の音は中々厳しいものがあると思っています。人によって様々な感じ方はあると思いますが、A/D変換をしたギターの音は「中低音の暖かな膨らみが失われる」「高音が耳触りで、長時間聴くと聴き疲れする」と、私はどうしても感じてしまいます。

デジタル 波線

 よく、「レコード(アナログ)に比べて、CD(デジタル)の音は硬い」と言われますが、それは、ある意味当然とも言えます。レコードは、このような溝(波形)を針でなぞっているわけですが、それは一本の線でもあります。一方デジタルは、これを無数の点で表わし、それを更に数字に置き換えて記録している。点の集まりが、離れて見ると線に見えるように、音も、本当は切り刻まれてるのに、繋がってるように聴こえてるだけ。技術の進歩により、限りなく点は細かくなったけれども、どこまで行ってもそれはやはり繋がっていない…腕の見せ所は、どれだけ滑らかにできるか?という作業になる。

 実は、私自身も昔はあまり気にしていなくて、様々なデジタルエフェクターを積極的に使っていた時期があります。ところが、ある時どうしてもギターの音の「硬さ」が気になり始めて、「それは知らないうちになされてるA/D変換のせいじゃないのか?」と思うようになり、手持ちのエフェクターを何度もつなぎ変えて実験してみました。じっくり比べてみると、明らかな違いがあることに気づきました。

 それが確信に変わったのは、StrymonのTimeLineというエフェクターの説明文を読んだ時です。

>>アナログ信号は、オリジナルサウンドを一切劣化させないアナログ回路を採用し、アナログ信号はアナログのままミックスされます。
>>アナログ・ドライ信号、”0”レイテンシー・ドライ信号(原音はADされません)

 なるほど…言葉で読むと何だか分らないかもしれませんが、図で書くと、こういうことです。

A:D コンバーター

 上の図では、ギターの元の音(ドライ音)までが、A/D変換(赤い線)そしてD/A(デジタルをアナログへ)変換されてしまっています。この辺りは、ほとんどのメーカーがハッキリ明示していませんが、単体のコンパクトエフェクターでも、デジタルのリバーブやディレイはこの可能性が非常に高いようです。

 下の図では、あくまで元の音はアナログのまま。Strymonの他はTC Electronicが、この点を強くセールスポイントにしています。アナログ回路で高いクオリティを保つ方が、きっとコストがかかるのでしょうね。

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 これは前回のブログの写真ですが、手前のがStrymonのTimeLine、赤いのがTC ElectronicのHall of fameです。

 デジタルにはデジタルの良さが、アナログにはアナログの良さが…もちろんどちらにもデメリットはありますが、双方の利点を生かし、共存していこうという姿勢の製品は、やはり出音も美しい。